笹島診療所 市民フォーラム2007

P・ハセガワ

雨宮処凛さんトークライブ「生きさせろ!貧困社会を生き抜く」

と き 2007年11月25日(日)14:00〜17:00(開場13:30)
ところ 伏見ライフプラザ12階・第1研修室(定員130人)
参加費 300円
主 催 笹島診療所
プログラム
雨宮処凛さんトークライブ
 聞き手…山田壮志郎(笹島診療所/岐阜経済大学講師)
・笹島診療所の活動紹介

≪開催の趣旨≫
 ワーキングプア格差社会といった言葉に象徴されるように、近年、貧困な状態におかれた人々の問題がクローズアップされています。特に最近では、フリーター、日雇派遣や「ネットカフェ難民」など、若い世代の貧困問題にも注目が集まっています。
 私たち笹島診療所は、1985年に発足し、野宿生活を余儀なくされている人たち(ホームレス)の支援活動に取り組んできましたが、「ホームレス問題」も貧困問題の一つの現れです。貧困問題は、この社会に生きるすべての人に深く関わっており、決して放っておくことのできない問題です。
 生きづらさを抱えた若者をはじめ、不安定さに晒される人びと(プレカリアート)の問題に取り組んでいる雨宮処凛さんのお話を聞いて、私たちは<貧困>にどう向き合っていけばいいのか考える機会にしたいと思います。

 ≪雨宮処凛さんプロフィール≫
1975年北海道生まれ。ゴスロリ作家。元パンク歌手&元政治活動家アトピーが原因で受けたイジメを発端に、不登校、家出、リストカット、自殺未遂などを繰り返す。その壮絶な半生を描いた『生き地獄天国』(太田出版)は大きな反響を呼ぶ。現在は新自由主義の中、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。著書に『ワーキングプアの反撃』(福島みずほ氏との共著・七ツ森書館)『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版)『すごい生き方』(サンクチュアリ出版)など。

 ≪会場案内≫
名古屋市中区栄1-23-13伏見ライフプラザ12階・第1研修室
地下鉄伏見駅下車6番出口より徒歩8分(中消防署の建物12階)

≪問い合わせ先≫
笹島診療所(平日の火曜・金曜午後2時〜5時)
453-0014名古屋市中村区則武2-8-13 笹島労働者会館3階
TEL/FAX 052-451-4585
E-mail cl.4sima@fancy.ocn.ne.jp
 URL http://www4.ocn.ne.jp/~sasasima/

≪笹島診療所とは?≫
 1985年10月に設立。医療・福祉面から野宿者支援活動を行っている団体。野宿者の人権を守りつつ、野宿をしなくてもすむように状況を変えていくことを目指して、次のような活動に取り組んでいます。(ボランティア募集中!)
・生活・医療相談:野宿者への「炊き出し」の会場で、生活・医療相談、ボランティアの医師による診察活動をおこないます(毎週木曜午後7時〜)
・笹島診療所での生活相談:名古屋駅の近くにある事務所で、野宿者などの生活相談を受けます(毎週火曜・金曜午後2時〜5時)・無料診察:公園などを訪問し、ボランティアの医師による診察活動や生活相談をおこないます(おおむね毎月第4日曜午前10時〜)
・福祉事務所での支援活動:野宿者の生活保護申請などを支援するため区役所に付き添います(毎週金曜午前9時〜)
・病院・施設訪問:入院している人、施設に入所している人を訪問し、退院・退所後に再び野宿を強いられないよう相談活動をおこないます(随時)
・アパート生活者支援:野宿からアパート生活に移った人たちなどが地域の中で孤立することのないよう、食事会や交流会を開催しています(月1回程度)

※本フォーラムは社会福祉事業研究開発基金からの助成金によって開催されます。