『貧困・移民・女性を考える講演集会』

nagoya_p_net2008-02-20

地元名古屋の若手研究者が、民衆運動への思いを語る!!

 日時:3月1日(土)13時
 場所:名古屋市内・伏見ライフプラザ12Fの第一研修室

 ひとくちに「貧困」と言っても、その様相は単純ではありません。今回は、「女性」「移民(外国人)」という視点から、現代の貧困の様相を考えていきたいと思います。

講師紹介
 森 千香子さん(南山大学講師)
フランスの移民の暴動、外国人が集住する団地コミュニティの問題を研究。
昨年、フランスの『持たざるもの(NO-VOX)』アニー・ブールさんを名古屋に招いた集会で通訳を担当。
抜群の語学力と運動への造詣の深さで、集会参加者を魅了した。

講師からのメッセージ
一九八〇年代から続いてきたフランス郊外暴動では、車に放火する若い男性の姿と彼らを取り巻く環境(失業、学業崩壊、非行)ばかりがクローズアップされた。だがその一方で、フランス社会において民族差別の対象となるうえに、コミュニティー内部でも抑圧の対象となる、二重に周縁化された移民女性たちの姿は見えなくされてきた。本報告では、移民の集住するフランスの郊外問題における女性の位置に光をあて、彼女たちの抱える問題を明らかにする。そして、彼女たちの存在を覆い隠してきたメカニズムの仕組みとその意味について考える。


 菊地 夏野さん(名古屋市立大学教員・女性ユニオン名古屋執行委員)
新進気鋭のジェンダー研究者。在日「慰安婦」や滞日フィリピン女性「じゃぱゆきさん」の問題に取り組む。女性ユニオンの活動家も兼任。

講師からのメッセージ
隠されがちな女性と移民の「貧困」について、いくつかのトピックから考えたい。日本社会と日本経済がどのようにマイノリティの貧困を作り出し、覆い隠しているのか。女性と移民の状況を知ることで、本当の貧困の解決につながる


発言: コリアンネット愛知・ほか


主催: 反貧困名古屋ネットワーク( 略称『なごやP_net』)
電話 080-3618-2525(ハセガワ) 住所:中村区則武2-8-13 笹島労働者会館
メール: nagoya_p_net(@)mail.goo.ne.jp  
ブログ: http://blog.goo.ne.jp/nagoya_p_net

●反貧困ネットの一環として「労働・生活相談」の窓口を新設しました。
 電話 050−1473−2836
P_net相談窓口: 中村区名駅南2-11-43NPOステーション 愛知連帯ユニオン


 賛同人・賛同団体 
笹島日雇労働組合、女性ユニオン名古屋、氷河期世代ユニオン、ST合同労組、スタンダード・バキューム石油自主労組中京分会連、愛知連帯ユニオン、なごやアイヌ語に触れよう会

山田昭義(AJU自立の家)、鄭秀永(在日外国人の年金差別をなくす会)、Esaman(Ainu puyarA)、金安弘(不戦ネット)、島しづ子(日本基督教団名古屋堀川伝道所)、川上栄光(カトリック司祭)、竹谷基(NPOささしま共生会)、林正史(NPOささしま共生会)、高木栄子(笹島人権センター)、福永求武(元愛高組委員長)、田中博一(日本アラブ未来協会)、桐村剛、酒井徹、李誠姫(合田さんを支える会)、大野萌子(精神病者集団・0の会)、平山良平(ノーモア南京・名古屋)、大隈良務(西山浄土宗僧侶)、磯貝治良(在日朝鮮人作家を読む会)、金順愛(コリアンネットあいち)、藤井克彦(笹島診療所)、東岡牧(笹島診療所)、斉藤亮人(名古屋市議)、池住義憲(自衛隊イラク派兵差止訴訟の会)