NO貧困――名古屋行動集会(1)準備編・横断幕に思いを込める(JANJAN記事)

テレビ塔をバックに熱唱する板谷さん。


2007/06/15
http://www.news.janjan.jp/area/0706/0706070832/1.php

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 6月7日、名古屋NPOセンターにおいて、来る6月9日に行われる「貧困に反対する」名古屋行動集会の準備が行われました。

 当日は、昼の12時ころより、名古屋の中心部、通称「栄の噴水前」において、炊き出しと朝鮮舞踊、歌などの出し物をおこなったのち、名古屋市教育館8研修室(ウォッチマン近く)において、午後1時半から、集会とシンポジウムが行われる予定。

 なんといっても貧乏人の集会、すこしはお金のある人もいるが、大半の関係者は、みんなお金がない。やりくりしてカンパを集めてくれる人あり、炊き出しのお弁当をつくる人あり、更新のときにだされる保存食を「おやつ」として調達してくる人ありと、なるべきお金がかからないように、可能な限り、すべてのものを手作りで進めている。

 炊き出しは、たくさんはないかもしれないが、心を込めて作っているので、味は保障あり。また、集会中に出される湯茶とおやつも、なかなかおいしいものと評判の品を、集めてきた。7日は、集会での司会の割り振り、パネラーのみなさんの資料の印刷、アンケートの印刷などがおこなわれた。ネットカフェ難民や、貧困の話題がおおく取り上げられているので、マスコミの取材も、すこしは期待できそうだ。

 実行委員会では、当日に掲げる手作りの横断幕も披露された。横断幕といっても、少し縦に長い。下の余白の部分には、参加者の思い思いのメッセージをかいてもらう予定だ。この集会を契機に、分野は違う活動をしていても、おたがいの悩みを共有し、手を取り合うことができるように、との願いがこめられた横断幕だ。

 好景気で経済が右肩上がりといわれる町、名古屋。その好景気の町の足元に、日々の生活に、悩みをもつ人たちがいる。貧困の問題を中心にあつまる、市民の手で行われる、あたらしいとりくみに密着取材したい。

(Esaman)