12月17日(月) 愛知県・愛知労働局交渉

 愛知県三の丸庁舎8Fで、越冬実の30人の仲間が交渉に参加しました。日頃の現場で突き当たっている問題に関して、行政の姿勢を糺しました。以下、いくつかの論点をピックアップします。
?昨年、岡崎市では野宿をしていた女性が襲撃によって殺害されるという痛ましい事件があり、裁判が継続されているにも関わらず、行政は事件後の経緯について全く関心を持っていないことを糾弾しました。
?愛知県の担当者は、この交渉で、野宿者の生活保護適用は、施設入所をへずに、アパートが見つかり次第実施することができることを明言しました。しかし、現場では、施設入所の強要が行われています。
?派遣など、有期雇用の住み込み労働者の居住喪失問題について、国労働局は、「自治体のホームレス支援事業で対応」と言い、愛知県(自治体)は、「路上生活者になるまでは、ホームレスとはみなさない」と主張しました。失業により住居を失う労働者のセーフティーネットが存在していないことが明らかになりました。
?名古屋市中職安では「笹島地域の日雇労働求人現場を調査した」としていましたが、実態は、3月13日の1日だけ、AM4時〜5時の間、職員が車の中から見いただけであることが判明し、そのいい加減さに怒りが爆発しました。
?問題が多いとされるNPOのよる無料宿泊施設(生活保護施設の民間委託)、就労自立は8%だけ、行方不明も多数、当事者の立場にたった改変が必要です。